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実用化が中南米を中心に進むバイオ燃料自動車

植物(トウモロコシ、サトウキビ、食用油、木材、糞尿、おがくずやトウモロコシの茎といった有機廃棄物)から生成されるエタノールなどでつくるバイオ燃料は、中南米や欧州でガソリンに続くエネルギーとして既に実用化がはじまっています。ガソリンに変わり安価で天然の穀物などからでるエタノールを利用するので循環可能な次世代エネルギーといわれています。アメリカ・ブラジルなどでは豊富な穀物資源によってガソリンに変わるネクストスタンダードとなっているようです。
バイオ燃料自動車は燃焼時に放出されるCO2が植物の成長時に吸収したCO2と同量であるため、大気中のCO2を増加させず、かつ、再生が可能な燃料として注目されていますが、食料である穀物を原料とすることから、食物価格の高騰、食料資源・水資源などの影響も懸念されています。

バイオ燃料自動車の主な特徴
バイオ燃料そのものは二酸化炭素排出量は減少が可能。
ブラジル、アメリカなどの穀物、農業大国が中心となりガソリンに続く燃料として実用化している。
エタノールとガソリンの併用が可能なFFV(フレキシブル燃料車)がある。
穀物や植物を原料とすることから世界的な食糧危機、水難の恐れなど、違った面での影響が懸念されている。
日本ではバイオ燃料そのものの生成は難しいとされ輸入に頼る可能性がある。その場合、バイオ燃料の生成から日本への輸送自体にCO2排出が懸念されている。

各メーカーのバイオ燃料自動車実用化への動き

各自動車メーカーはバイオ燃料自動車実量化に向けて開発を進めています。主に日本ではなく海外(欧米、南米、一部アジア)での実用化をメインにしているようです。
※日本でのバイオ燃料自動車実用化は、バイオ燃料生成のコスト、原料となる穀物の調達、原料輸送と生成工程でのCO2排出問題があるといわれています。

メーカー 動向
トヨタ トヨタは将来的にバイオエタノール10%(E10)混合程度で広く展開を図ることがCO2削減に実効性があるという考えの元、全てのガソリンエンジン車において使用時の耐久性確保などE10への技術的対応を完了しています。
また、ブラジルにエタノール100%まで対応可能なFFV(フレックス・フューエル車)を2007年春を目処に導入を予定しています。 (ブラジルではバイオ燃料自動車が普及しているため)
日産 日産では今後段階的に、ガソリンにエタノールを10%まで混合した燃料(通称E10)が使用できるクルマを生産していくようです。混合割合がエタノール85%(通称E85)まで 対応可能なクルマ(FFV:フレックス・フューエル車)も北米の「タイタンキングキャブ」と「タイタンクルーキャブ」で商品化しています。
マツダ マツダは持続的な利用が可能で石油の代替燃料として注目されているバイオ燃料などについて対応を進めています。欧州では、軽油にバイオマス燃料5%含む「B5燃料」に対応した車を販売しています。今後は代替燃料対応技術を進化させながら、エタノール混合燃料や、GTL/BTLなどを使用した代替燃料車の開発を進めていく予定です。

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